これは、キリスト教伝来から発展、とくに250年にわたる禁教時代を経て、潜伏キリシタンが待ち望んでいた本物の神父との出会いまでを描いた舞台劇です。この出会いが、日本におけるキリスト教の復活の夜明けとなった歴史的な出来事「日本の信徒発見」です。ここには潜伏キリシタンの信仰を守る上での困難と苦悩、確信と希望が見事に浮き彫りにされています。今回英訳字幕が付けられたことは大変喜ばしく、舞台から伝わる感動と真実を国内外のより多くの方々に分かち合っていただけるものと期待しております。
カトリック長崎大司教 ヨセフ 髙見 三明